グランマ・モーゼス展 素敵な100年人生
今回は2022年2月に訪れた世田谷美術館開催のグランマモーゼス展で感じたことをご紹介します!
結論から言うと、本当に素敵な絵ばかりで、「日常の1日1日を大切にしていきたい」と思える素敵な展示会でした♪
国民的画家であるモーゼスさんは、70代で本格的に絵を描き始め、80歳の時にニューヨークで初個展を開かれました。
もともと農婦であったモーゼスさんが書く四季折々の日常の絵は、独特の優しい表現で、本当に素敵♪
実は、私の祖父の家に昔から飾られていて、小さいころからずっと好きな絵でしたが、まさか今回その絵を描いたモーゼスおばあさん(愛称)の絵が見られるなんて、思ってもいませんでした!!
今回は、絵の写真を直接載せることはできませんが、モーゼスおばあさんの描く絵の特徴や、そこから感じたこと、また素敵な展示会を多数開いている世田谷美術館までのアクセスや様子も合わせてご紹介していきます。
素敵な公園の中にある世田谷美術館は用賀駅から徒歩がオススメ!
今回は日時指定券で11時からの入場であったため、最寄り駅の用賀駅に少し早めに到着してから美術館へと向かいました!
用賀駅は初めて降り立ったのですが、世田谷の閑静な住宅街が広がり、穏やかな街並みでした。
どこか海外のような街並みで、ただの住宅街なのですが、歩いていて個人的には楽しかったです♪

世田谷美術館がある砧(きぬた)公園は、非常に大きな公園で、私が訪れた週末は近くの小学生達が野球の練習をしていたり、走ったり、ランチをしたりする人がいたりと、とっても素敵な公園でした!
中でも、私のお気に入りポイントは、木の種類が多いことと鳥が多いこと。


桜の木もたくさん植わっていて、春、夏、秋にまた来たいな~と思いました!
これだけ広大で豊かな緑地があるため、鳥もたくさんいて、観察できる場所もあるみたいです。
このように美術館に行くまでの道のりがすでに美術館の入口みたいで、とても素敵だなと思いました。
散歩を楽しんでいるうちに、ようやく世田谷美術館に到着しました。
いよいよ入場していきます!
70代から画家になったグランマモーゼスが描くのは、日常の風景
1860年に生まれてから、101歳でその人生の幕を閉じるまで、ほとんどを農家の主婦として過ごしたグランマモーゼスの絵は、ほとんどがその日常を描いた絵でした。
もともと得意だった刺繡絵の特徴が残る独特の絵のタッチや色使いは、どこか優しく馴染み深く感じることができる絵ばかり。
農家の日常や風景、季節のイベント等を描いた絵のコンセプトとグランマモーゼスの絵のタッチが本当によくマッチします。
この絵を見ていると、「農場では毎日ほとんどが変わり映えしません。季節だけが移ろってゆくのです。」と本人が言っていたように、実際に日常の風景や、ちょっとした季節の変わり目、イベントを心から楽しんでいたんだろうなと思えてきます。
クリスマスやハロウィンはもちろん、アップルバター作りや農作業、ピクニックの絵などを見ていると、日々せわしなく時間に追われる中で忘れかけていた大切なことを教えてくれた気がしました。
日常を大切にしているからこそ、ふとした季節の変わり目やイベントが楽しいものになる。
この気持ちを忘れないためにも、季節のイベントの絵ハガキをたくさん買って帰りました♪
