震災から10年!気仙沼と南三陸の大自然に浸る旅
こんにちは!
今回は2021年10月に学生時代の親友達と訪れた宮城県気仙沼市と南三陸町との出会いについてご紹介します。
今回のルートは、こんな感じ!
東京から仙台まで新幹線で向かい、そこからレンタカーを借りて南三陸→気仙沼へ向かいました!
気仙沼まで車で行くのは少し遠いので、南三陸で1泊するとちょうど良い拠点になります♪
震災10年目、かつ朝ドラ「おかえりモネ」の舞台ともあり、今年中に必ず行きたいと思っていた気仙沼。
2015年に一度訪れたことがあったのですが、震災から4年後の東北で見た「自然の怖さ」と反対に、今回は、雄大な海や美味しい海の幸を通して、東北の美しい自然や自然に囲まれた素敵な日常を目にすることができました。
朝ドラ「おかえりモネ」はそんな気仙沼で震災を経験した主人公が、天気予報士となり、成長していく姿を描いていますが、ドラマの中でも考えさせられた「天気」や「自然」と私たちの身近な生活との繋がりを改めて感じることができた、そんな旅でした!

まずは南三陸町、さんさん商店街で海鮮丼ランチ!
仙台を出て、まず向かったのは南三陸町。南三陸町も津波で甚大な被害を被ったエリアですが、現在は復興後の整備も進み、街も賑わいを見せていました。
そんな南三陸のシンボルとなっているのが、「さんさん商店街」です。「サンサンと輝く太陽のように、笑顔とパワーに満ちた南三陸の商店街にしたい」というコンセプトから、隈研吾さんが建てられた商店街です。

この日は天気もとっても良く、まさにさんさんと太陽に照らされていました!商店街にはお土産屋さんや地域の農産物などを売っているお店、飲食店などが中心でした。
なんとなく、地元の人も多そうで、地域に愛されている商店街なんだなと思いました。
朝から新幹線と車での長旅にお腹を空かせていた私たちは、ここで海鮮丼をいただくことに。
南三陸町は海に面していて、このさんさん商店街のあたりからも海が見えます♪自然とおいしい海鮮が食べたくなります(笑)

お店で海鮮丼を頼んで、外の席に座ってランチタイム!
ようやくご飯にありつけました!

海鮮丼も種類が多く、友達もそれぞれ自分の好きな具が入っている丼を頼みました。
中でも、季節によって丼の具が変わる南三陸の名物「きらきら丼」は一度は食べたいですね!

さんさん商店街に隣接する復興記念公園で自然の怖さを体感
腹ごしらえが終わったところで、このさんさん商店街のすぐ隣にある復興記念公園へ向かいました。
復興記念公園まで続く橋も隈研吾さんの建築で、南三陸の杉が使われているそうです。

復興記念公園内には、津波にのまれた防災庁舎がそのままの姿で残されています。
折れ曲がった鉄骨やお供えされたお花を見ると、当時の様子が頭の中にイメージされました。

また、公園中央にある「祈りの丘」があり、丘の中腹にあたる「高さのみち」と名付けられた歩道は、南三陸町志津川地区に到達した津波の平均高さ海抜16.5mに当たります。
丘の上からは海がよく見え、今はとても穏やかに見える海がうそのようでした。
地球や自然に対しての敬意を忘れてはいけないと思ったのと同時に、今この地球で生活ができていることが当たり前じゃないんだなと、思いました。
そう思えただけでも、来れてよかったし、忘れてはいけないですね。
歩いて渡れる神社、荒嶋神社から南三陸の海を眺める
さんさん商店街を後にした私たちは、海の方へ少しばかり車を走らせ、歩いて渡れる島、「荒島」がある袖浜海岸へと向かいました。
袖浜海岸は海水浴場としても人気ですが、冬前のこの時期にはさすがに泳いでいる人はいませんでした。
そんな袖浜海岸から延びる防波堤を進んでいくと、荒島にある荒嶋神社が見えてきました。

大繩とびに入っていくときのように、波のタイミングを見極めて、走ってくぐっていきました(笑)
荒島は結構大きく、上りも結構急だったので、奥まではいかなかったのですが、南三陸の海を眺めるのには絶好の桟橋でした!

この防波堤が伸びる袖浜神社のすぐ横には、海が見える公園があります。
本当にとっても良い天気だったので、公園で少し遊びたい気分になってきました♪

なんだかんだこの公園がとっても楽しくて、ターザンロープとかブランコとかして楽しみました。
こうやって南三陸のきれいな海と景色を見ていると、本当に心が豊かになっていきました♪
カモメと海に近いホテル!南三陸ホテル観洋!
公園で遊んだ後は、夕方頃にはホテルに向かいました。
今回は南三陸のランドマーク的な存在でもある南三陸ホテル観洋へ。
このホテルは、南三陸の海に突き出すように建っていて、お部屋や露天風呂、いたるところから目の前に広がる太平洋を眺めることができます。

お部屋の窓からはさっき遊びに行った荒島や公園が見えます。何よりも目の前に広がる青い海と空がとっても美しいです。ずっと見ていられる景色でした♪
部屋の外にたくさんくるウミネコに餌をあげるのもとても楽しいです!
朝と夜にこの大海を見渡せる露天風呂にも入りましたが、朝この広大な海に船が漁に出ていく姿が本当にかっこよかったのを覚えています!

お部屋や館内は津波前からあるホテルですので、決して新しくはありませんが、目の前に広がる海を見渡すため、人懐っこいウミネコと楽しむため、そして震災を忘れず、自然に感謝をするために、訪れる価値は十分にあります!
朝のバイキング、夜の個室での食事にも大満足でした!

こういうローカルな旅館やホテルって、地元の食材をふんだんに使ってくれているので、料理も旅行の一部って感じがして、とっても好きです!


雄大な海に浮かぶ大島で港町気仙沼の魅力を感じる!
2日目は、観洋を後にして気仙沼へ向かいました。
日本有数の漁港として知られる気仙沼には、気仙沼の新鮮な海産物が買えたり、気仙沼の復興の歴史やサメの生態を伝えるシャークミュージアムが併設された海の市や復興後新たなシンボルとなっている複合施設ないわんなど、気仙沼の魅力を感じることができる施設がたくさんあります!!
しかし、今回は、リン君が中でも気仙沼で訪れてほしい場所「大島」をご紹介したいと思います!
気仙沼の海と大自然を楽しむなら大島!
大島は気仙沼湾に浮かぶ離島ですが、港近くから橋でつながっていて、自転車や車、歩いて移動することができる島で、観光スポットとしても大人気です!

大島では、離島ならではのきれいな海や島のローカルな雰囲気を楽しむことができます!
全国2位に選ばれた実績を持つ「小田の浜海水浴場」
綺麗な浜が多い大島ですが、その中でも特に綺麗な浜として有名なのが小田の浜!

私たちが訪れた日は特段綺麗というわけではなかったですが、歩いていて気持ちの良い砂の浜が続いていて、1日目南三陸で見た海のようにとっても穏やかな気持ちにしてくれる海でした♪
飲み物とかを買っていって、浜辺遊びを楽しみながらゆっくりするのも良いかも!
また行きたいな~
地産地消がコンセプトの商業施設「のどか」で、海を見ながらのんびりご飯
続いてオススメするのは、大島の防波堤の上に立つ2019年OPENの商業施設のどか!
1日目に訪れたさんさん商店街のように、平屋の飲食店が並ぶ商業施設です。そしてどのお店も地産地消として、地元の食材を楽しむことができます♪


カフェやイタリアンなど、おいしそうなお店もたくさんありましたが、どこも混んでいたので、今回は焼き牡蠣を買って、外のベンチで食べることに♪

とっても素敵な施設でした♪帰りにはカフェでドリンクを買って、大島のドライブを楽しみました♪
豊かな海と自然に感謝
さて、ここまで宮城県南三陸町、気仙沼市の1泊2日の旅を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
他にも奇跡の一本松や大川小学校なども見学しましたが、震災の遺構を目の前にすると、改めて自然の怖さを実感しました。
しかし、それと同時に今回の旅では、穏やかでとても美しい東北の自然に心が惹かれました♪また、そこで力強く残るホテルや街、自然を感じ、私たちの日常が当たり前でないことを感じました。
その両面を感じたからこそ、余計に海や空が綺麗に見えたのかもしれません。
ぜひ皆さんも東北の素晴らしい自然に会いに行ってみてはいかがですか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。それでは、また!
