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粋な神楽坂で小散歩~神楽坂「蕎楽亭」ランチと「アミティエ」スイーツと神社巡りと~

今回は2021年2月に訪れた東京都文京区の神楽坂での素敵な出2会いをご紹介していきたいと思います!

 

神楽坂といえば、「石畳の小道と高級料亭」「クラシックな東京」などのイメージがあるでしょうか。

しかし、実際に神楽坂に遊びに行ったり、散策をしたりする機会は意外とないかも…という人も実は多いと思います!

そんな神楽坂に実際に行って歩いてみると、入り組んだ通りには、高級なお店があるだけでなく、寺社仏閣や地域物産を扱うお店、はたまた閑静な住宅街や美味しいカフェ等、本当に歩いていて飽きない様々な魅力で溢れたとっても面白い街でした♪

何よりクラシックな街並みやお店、寺社仏閣や訪れる人が作り出す、なんとも平和で粋な雰囲気。

これが一番の魅力だと感じました!

そんな神楽坂での素敵な出会いをご紹介していきます。

神楽坂エリアをご紹介!

神楽坂には東西線神楽坂駅があり、坂の下(神田川方面)には飯田橋駅があります。

メインストリートは神楽坂通りで、休日は多くの人で賑わいます。(神楽坂の粋な雰囲気を楽しむならば平日が断然オススメ!)

神楽坂通り始まりの目印はスタバ!

メインストリートから左右には細い路地が伸びていて、その先で蜘蛛の巣のようにさらに細かく分かれています。

石畳の小道には粋な飲食店が並び、とても風情があります。一方少し奥に行くと、住宅も多く見えてきて、神楽坂が持つ日常の側面がよくわかります。

神楽坂に穏やかな空気が流れるのは、こうした日常が近くにあることも理由の一つかもしれませんね。

すぐ近くには小学校もあります!

そもそもこのような情緒溢れる神楽坂というエリアはどのようにできたのでしょうか。

神楽坂の形成(江戸時代)
家康の江戸入城以前にすでに町を形成していたという兵庫町は、昔豪族が築いた牛込城の城下で生活を送った武器職人の町でした。そんな神楽坂は江戸時代に入ると武家地や寺地となり、中でも3代将軍家光の老中・大老を務めた小浜藩主酒井氏の下屋敷が建つと、牛込御門と酒井氏の下屋敷を結ぶ形(下図参照)で現在の神楽坂通りが整備されました。寛永16年の江戸城での火災の際には、家光はこの下屋敷に避難していたこともあるほど、酒井氏を気に入っていたそうです。
このときの神楽坂には階段も有り、今よりも急でした。またこの江戸時代に移された善国寺や赤城神社の存在も大きく縁日や岡場所(幕府非公認の遊郭)などで賑わいを見せました。
町人地としての発展(明治時代)
明治時代になると、武士の衰退とともに神楽坂は武家町から町人地へと変化していきました。岡場所から発展した花街(芸者屋や遊女屋が集まるエリア)が形成されたり、東京初の夜店が始まったりと商業や文化も発展しました。1877年には坂道もゆるやかに整備され、1895年にできた「牛込駅」(現飯田橋駅)は、街の発展を加速させました。
栄枯盛衰(大正~昭和)
1923年の関東大震災の被害を免れた神楽坂には、銀座の有名店が店舗を移したり、花街の発展も進み演劇場も整備され「山の手銀座」と呼ばれるほど隆盛していました。しかし1945年の空襲を受け遂に神楽坂の街は戦火にのまれてしまいました。戦後の復興を経て高度経済成長期には、再び盛り上がりを見せていきました。

(↑牛込御門と酒井家下屋敷跡)

神楽坂の風情ある粋な街並みは、江戸時代の武家町や寺町としての発展、明治の花街などの歴史が塗り重ねられた結果なのですね。

こうした視点で神楽坂を歩いてみると、色々な発見もありました!

今回のお散歩コース

今回は初詣になかなか行けていなかったので、神楽坂の神社やお寺巡りとランチ、カフェと盛りだくさんなお散歩でした♪

逆に言うと、神楽坂にはそれだけたくさんの魅力がつまっているということです!

特にお昼は美味しい場所ばかりなので、下調べしていった方が迷わず良いかも知れません!

綺麗になった飯田橋駅からスタート!

「東京のお伊勢さま」で今年の出会いに祈願

まずは、神楽坂と反対側の東京大神宮へ!

オフィスビルや住宅の多い神楽坂と反対側に行く人は、少ないのではないでしょうか。

飯田橋駅目の前にそびえるサクラテラスと隣接する教会

飯田橋のシンボル的存在のサクラテラスの横を通って歩いていくと、すぐに東京大神宮へたどり着きます!

実は、このサクラテラスの横にはマンションが併設されていて、ここからも飯田橋がただの観光地やオフィス街ではなく、生活の場でもあることが覗えます。

立派な社ですね♪

本当に駅から近く、あっという間に到着しました!

平日でしたが、結構人も居ましたが、みなさん腰掛けて黄昏れていたり、お参りをしたり、御朱印をもらったりと穏やかに過ごされていて、とても居心地の良い神社だなと思いました♪

東京大神宮は天照皇大神を祀る伊勢神宮の遥拝殿(ヨウハイデン:遥か彼方から拝む為の建物)です。江戸時代、人々の願いであった伊勢神宮への参拝を叶えるために、1880年に日比谷に創建されました。

関東大震災後の1928年に現在地に移されています。

また、天照皇大神を初め、天地万物を作り上げた(=結びの働きを司る)三神を祀っていることから「縁結びの御利益がある神社」として親しまれています。

ひな祭り用の絵馬もありました♪

境内はあまり広くないですが、そのこじんまりとした感じが良く、心が整っていくような場所でした♪

ぜひ神楽坂に向かう前に、立ち寄ってみて下さい!

境内社の飯豊稲荷は名優、九代目市川団十郎に信仰されていたことから、芸能にゆかりの深い神社として知られています!

江戸時代の交通拠点 牛込見附

続いて、牛込橋を渡って神楽坂方面に向かいます。

この橋(川)を堺に新宿区と千代田区が分かれます。

この写真を撮った場所は江戸城の外郭門(江戸条の外囲いにある門)の一つ、牛込門があった場所です。

この外郭門は、見附(みつけ)と呼ばれ、敵を見張っていました。それで牛込見附と呼ばれているのですね。

この門は上州(群馬)道へ通ずる交通の拠点でもあり、当時は周辺に楓が植えられ、秋になると綺麗に紅葉していたそうです。

ここには、牛込見附の石垣が今も残っています

江戸時代、神楽坂が盛り上がりを見せていく様子が、駅の目の前にも残っていたのですね!

「飲む点滴」甘酒を神楽坂らしいお土産に

ようやく、神楽坂の入り口に到着しました!笑

神楽坂の下の目印、スタバ!

神楽坂は午前と午後で、車の一方通行方向が変わることで有名です。

そんな神楽坂には飲食店だけでなく、お茶や和菓子、和テイストの小物などを扱う「神楽坂らしい」お店がたくさん♪

数あるお店の中でも個人的にオススメなのが、坂の下にある「甘酒専門店のレン MURO」です!

近年の発酵食品ブームもあって、いま「飲む点滴」と女性を中心に注目を集めている甘酒。
特にこのお店では国産の原料を使った無添加の麹甘酒(お米と麹だけで作られた甘酒)を厳選して、販売してくれているので嬉しいです♪
江戸時代に広くのまれるようになった甘酒屋さんは、まさに神楽坂にぴったりなお店です。
種類や大きさも様々!
このお店に来ると「初詣でしか飲まない飲み物」から「毎日飲む飲み物」へと概念を変えてくれます。
店員さんが飲み方や保存方法等について優しく教えてくれて、オススメの試飲なども出来ます♪
今回は店員さんオススメの「三輪の甘酒」をお土産に買って帰りました!
お酒の聖地かつ、甘酒のルーツである三輪の甘酒♪ノンアルコールです!

無添加ならではの美味しい甘味がほんっっとうに美味しかったです!

朝にのむと、体もあったまりますし、腹持ちも良いですね♪

神楽坂で頂く本格蕎麦 蕎楽亭

そろそろお昼ということで、神楽坂通りから少し脇道に入ってお昼の目的地へ向かいます。

今回は江戸の情緒漂う神楽坂ということで、「蕎麦」に決定しました!

ミシュランの獲得経験もある「蕎楽亭(きょうらくてい)」にお邪魔しました♪

1998年創業で、打ち立ての蕎麦や食材にこだわった豊富な一品料理が人気なお店です。
平日でしたが、15分ほど並びました

店内は厨房目の前のカウンターと座席があり、個人的には料理人と近いカウンターが好きです。

湯葉が大好きな私は迷わず「湯葉そば」を注文!

ほんのり香る柚子の香りがすごく良い♪

上からはお蕎麦が見えないほどに敷き詰められたこだわりの湯葉!

お蕎麦はのどごしがしっかりあって、湯葉と一緒に食べると口の中はとても幸せに♪

かなりあっさり目なのでわさびを入れながら食べるとまた美味しい!寒い冬にはぴったりでした!

卵焼きや天ぷらなど一品料理もかなり美味しそうだったので、今度は夜にお酒を飲みに来たいです。

もちろん、他にも神楽坂には魅力的なランチがたくさんあります!

つじ半の海鮮丼

日本橋の人気店「つじ半」が神楽坂通り沿いにあります!

非常に贅沢な海鮮丼をリーズナブルに頂くことができます♪

注文をしてから目の前で作ってくれます!

できたての海鮮丼!〆は、鯛だしをかけてお茶漬けに!

とっても贅沢なランチです♪

有名焼き肉店で頂くランチ

づいては、神楽坂の路地にある翔山亭をご紹介!

ここも少し敷居が高い外観ですが、1000円で非常に贅沢なランチを頂けます。

本当にほっぺがとろける美味しさでした♪

さすが高級焼き肉店の牛しぐれ!本当に美味しい!

こちらも最後は出汁をかけて、お茶漬けにして頂きました♪

ランチの後は、坂の奧の神社まで散策

さて、ランチを食べたのでまた歩きます!

神楽坂通りに戻って坂を進んでいくと、素敵なお寺と神社に巡り会いました♪

善國寺

善國寺は仏教の四天王毘沙門天を祀る日蓮宗のお寺です。

神楽坂通り沿いにある立派なお寺から、当時の賑わいの様子が想像できます

徳川家康により馬喰町に創建されましたが、度重なる火災で当時武家屋敷が立ち並んだ神楽坂に移転され、縁日では大変な賑わいを見せました。

神楽坂が神楽坂たる由縁の一つといえるお寺です。商売繁盛や勝運、厄除けなどに御利益のある毘沙門天にお参りをしていきましょう♪

赤城神社

さらに奧へ進んでいくと、地下鉄神楽坂駅すぐ側に神社の鳥居が見えてきました!

夜はライトがともって、また違った景色が楽しめます♪

1300年に群馬県赤城山から牛込に移住した大胡彦氏によって創設されたと言われる神社で、1555年に現在の場所に移りました。

江戸時代には、神田明神、日枝神社と並び江戸の三社として人々に親しまれました。

2010年に新国立競技場をデザインしたことでも有名な神楽坂在住の建築家・隈研吾さんによって隣接するマンションと共に再生され、グッドデザイン賞も受賞しています。

右側のマンションの1階には赤城カフェが入っていて雰囲気もGOOD♪

ご祭神は「岩筒雄命(いわつつおのみこと)」と「赤城姫命(あかぎひめのみこと)」で、女性の願いを叶えると言われ、多くの女性が訪れます。

ガラス張りで自動ドアがつくスタイリッシュな社殿

境内の奧には、学問の神様・菅原道真をお祀りしている「蛍雪神社」や、徳川家康を祀る「葵神社」、商売繁盛の御利益があり、サラリーマンから人気の「出世稲荷神社」、聖徳太子が祀られ悩み事があるときは「八耳様」と三回唱えると良い考えが浮かぶという「八耳神社」と、たくさんの末寺があるので、こちらも忘れずに!

これらの末寺がある境内の奧からの景色も素敵♪

なかでも、学問芸術の神社である蛍雪神社には、多くの映画や歌のヒット祈願の絵馬がかけられています。

知っている作品もたくさんあり、見ているだけでも楽しいです(笑)

知っている作品や歌手がずらり!

こんな風に神社やお寺の成り立ちやストーリーを知ってからお参りすると、より楽しめますし、願い事に想いがのりますよね♪

お散歩の締めくくりは美味しいスイーツ

赤城神社でしっかりとパワーをチャージした後は、次の目的地がある江戸川橋方面へ坂を下っていきます。


神楽坂といえば、和菓子だけではなく美味しいスイーツ屋さんが集まるエリアでもありますが、今回はずっと行ってみたかった
パティスリーサロン・ドゥ・テ アミティエに伺いました!

こちらは、神楽坂の住宅外にひっそりと佇むこじんまりとしたパティスリーです。
いかにも街のケーキ屋さんといった感じ♪

焼き菓子や小さなケーキが並び、タルトが人気のお店です。中の席もそんなに多くないので、大勢で行くのにはオススメはできません。

今回はとっても美味しそうなモンブランとブレンドコーヒーを注文しました!

サービスでクッキーが付きます♪

このサイズ感がまた可愛いですよね。まずこのコーヒーがとっても美味しいんです!!

そしてこのモンブラン、一口目から本当に美味しすぎて幸せな気持ちが溢れました、、、

栗本来の甘味や味がクリーム凝縮されていて、濃厚なんだけど甘さもきつくなくて、すごく美味しい。

下のサクサクとした甘い記事や、中のさっぱりとしたクリームとも合って、何回も楽しめちゃうし、コーヒーともすごく合う!

本当に通いたいなと思うお店でした。

みなさんも近くに来た際は是非こちらで一休みしてみて下さい♪

歩けば歩くほど面白い!魅力が詰まった神楽坂

さて、ここまで神楽坂の魅力をご紹介してきました!

江戸時代の繁栄を今にも受け継ぐ街には、グルメやお寺に神社を初め、様々な魅力が詰まっていました。

今回は、そのほんの一部でしたが、みなさんもぜひ神楽坂で色々な魅力を探してみて下さい♪

街には、訪れる人それぞれの見え方があって、それがまた街に色を塗り重ねていきます。

そんな個性溢れる街にもっともっと出会いたいなと思えるおでかけでした。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

赤城神社にあったご神木もとても素敵でした♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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