静けさと情緒に包まれた秋の京都へ
今回は、2020年11月に、昔の同期と訪れた秋の京都での出会いを紹介していきたいと思います。
秋の京都と言えば、紅葉ですよね!
今回は、コロナの影響で紅葉のピークである11月下旬にしては、平日ということもあり、大変静かに京都の紅葉を体感することができました。
初めての秋の京都は、今までの京都とはまた全然違って。
昔の詩人達が詠んだ美しい自然に包まれた、情緒深い京都を少し感じれたような気分になれました。
静かな京都を彩る紅葉に、川の音、本当に心が洗われたような、そんな感覚に何度も包まれました。
せわしなく時間に追われる日々に、「すき間」を作ることができました。そういう時間を大切にできる人でありたいなと思います。
今回は特に、夜のライトアップで訪れた永観堂(禅林寺)との出会いについてご紹介します!
すきま時間は「哲学の道」で京散歩
初日は東福寺、南禅寺と見た後は、紅葉の名所中の名所「永観堂」へ向かいました。
南禅寺から永観堂まではなんと、徒歩5分ほど!
どちらも紅葉で有名なお寺になりますので、合わせて訪れるのをオススメします。
永観堂の夜間拝観時間(17時~)まで多少時間があったので、これまた近い哲学の道に寄り道しました♪
永観堂あたりから銀閣まで続く琵琶湖疎水(琵琶湖から京都まで伸びる水運)沿いに伸びる道のことを言います。
その昔、京都の哲学者が考えにふけりながら歩いたことが名前の由来とされています。正式な名称になったのは1972年と比較的最近です。
猫の多い道としても有名です。

永観堂から哲学の道までのお散歩中、リースやドライフラワーなどを売っている素敵なカフェにも出会えました♪
たまには、ぶらぶら歩くのも良いですね!

哲学の道は、少しばかりお散歩した程度でしたが、本当に猫の多さに驚きました!
私達は、色々な猫と写真を撮りながらお散歩を楽しみました♪
夜の暗闇に紅葉の空が映える「モミジの永観堂」
少し早めにお散歩を終えて、カフェで休憩をしてから、いよいよ永観堂へ向かいました!
ピーク時の永観堂ライトアップは2時間ほどの列をなすこともあるそうなので、40分ほど前に向かいました。
コロナの影響とピークを若干過ぎていたことも有り、多少空いていましたが、それでもしばらくすると長蛇の列になりました!

それでは、永観堂の紅葉の前に永観堂について、簡単にご紹介します。
浄土宗西山禅林寺派の総本山である禅林寺は、空海の弟子であった僧が建立した寺院であり、863年に清和天皇より「禅林寺」として公認されました。
永観堂とは、七代目住職の永観(ようかん)に由来しています。また、本尊の阿弥陀如来像は「みかえり阿弥陀」と呼ばれ、左に首が向いている珍しい阿弥陀如来を拝むことができます。
また、創建以来数多くの文人に「モミジの永観堂」と親しまれ、その美しさは古今和歌集にも詠まれるほどです。

友達と夜ご飯について話し合っていると、すぐに17時になり、いよいよ門をくぐれる時間になりました!
夜ご飯について話し合いすぎだろというツッコミは受け付けません!笑
旅って、ご飯もすご~く大事ですよね!

中門を抜けると、まず少し広い広場に出ます!
広場を囲むように並ぶ紅葉は、それぞれライトアップされていて、1本1本がとても美しい!
よく色づいているからなのか、夜の紅葉だからなのか、特別綺麗に見えました♪


そこから、見返り阿弥陀のある阿弥陀堂に向かいました。
広場から阿弥陀堂へ向かう道は、左右に背の高い紅葉が生えていて、本当に紅葉の空のようでした。

しばらく進むと、左側に阿弥陀堂へと登る階段が見えてきます!
この石段の両脇にもずらーっと紅葉が並び、本当に綺麗!
阿弥陀堂を後にして、続いて放生池に向かいます。
放生池は、池の周りを紅葉が囲み、極楽橋という橋が架かっています。
紅葉が池に映る姿は絶景でした♪
池や川、海といった水は、人の心をどうしてこんなにも掴むのでしょうか。


ここから、振り返ると境内の一番高いところにある多宝塔が見えます!

境内の紅葉を見渡すことができる多宝塔も必見です♪
池を渡った後も最後まで、見所たっぷりでした♪
最後は、友達と映え写真をたくさん撮って、惜しみながら念願の永観堂を後にしました。
みんな口揃って「もう一周行く?」と行っていたほどです(笑)


今までに見たこともない景色と出会う
さて、ここまで永観堂の夜間拝観についてご紹介してきました。
東福寺や南禅寺もすごかったのですが、ここまでの紅葉に囲まれたのは生まれて初めてでした。
また、夜ライトアップされた紅葉を見るという体験自体ももちろん初めてでした。
まだ見たこともない景色には、いつも心が躍り、自分の人生に新しい彩りを与えてくれます。
その色こそが、その人やその時々で違えど、人生を豊かにする出会いであると私は思います。
そして、この永観堂はそんな景色を魅せてくれ、自然や情緒を感じ、美しいと思える心の隙間を教えてくれたような気がします。
さらには、いつも新しい景色を魅せてくれる京都のことが、私は大好きです。
みなさんも、まだ見たことのない景色を探しに行ってみて下さい♪
ちなみに、散々話し合った夜ご飯はこちらに決定!(笑)
京都の夜ご飯の記事はこちら