みんな違って、みんな同じ
今回は、2018年2~3月に留学で訪れたイギリスでの出会いを紹介していきたいと思います。
なぜイギリスかって?それは英語圏であることはもちろん、私が無類のサッカー好きだからです!笑
イギリスでの生活は、まさに想像通り!
週末はスタジアムでサッカーを見に行ったり、パブで観戦したり、サッカーの話が通じない人がほとんどいなかったです。サッカー(フットボール)が生活に深く根付いていました。
イギリスでの1ヶ月のホームステイと語学学校に通う毎日は、当時就職活動を控え、この先社会に出てからの姿を描けていなかった私に大きな影響を与えました。
国や文化、話す言葉が違えど、人はみんな温かくて素敵だなと、希望を抱くことができました。
そんな人生のターニングポイントとなったイギリスでの生活や友達、第三の家族との出会いについて、紹介していきます。
「家」の温かさを教えてくれた家族との出会い
まずは、今回のホームステイ先について。
今回はロンドンから電車で約1時間ほどの郊外、ケンブリッジに留学に行きました。
ケンブリッジは、ケンブリッジ大学で有名な学生街です。また、高級住宅街としても知られています。
今回お世話になったお家は駅から徒歩40分ほどで、ケンブリッジの由来にも成っているケム川沿いの住宅地にありました。
近くには公園も多く、非常にのどかで綺麗な場所です。

家族構成は、お母さんのレイチェル、お父さんのクリスに息子のウィリアム。お姉ちゃんはすでに働いていて1人暮らしをしています。
両親共働きで、ウィリアムは高校生。スポーツはテニスをしていて、休日はテニスクラブのコーチもしていました。
そして忘れてはいけないのが、猫のティガー。確かにプーさんのティガーのような色をしていました♪

ご飯の時間を大切に
海外では、日本ほど長い時間働かないため、ウィリアムもレイチェルも夕方頃には家に帰ってきます。
15時頃に学校が終わって、友達と遊びに行ったり1人で探検したりして夕方過ぎに帰って勉強をしていると、いつもリビングからは賑やかな会話が聞こえてきました♪
みんなで食事を作るのです!ご飯はだいたいクリスが作ってくれるのですが、ウィリアムもダイニングの机で学校の課題や家庭教師との勉強をしていたりして、だいたいみんなダイニング近くに集まっていました。
週末は、特に賑やかでクリスが大好きなエルビスの音楽が流れ、みんなで歌いながらご飯を作っています♪
私はゲストということで手伝わせてくれないので(笑)、この風景を眺めながら、「今日はどこに行った?」「日本の家族は何してるの?」など、飛んでくる質問に答えていました。
この時間が、本当にすきでした♪
夕食がセットされると、話の続きをしながらみんなで食事を楽しみます。

時々会話の中で、少しおっちょこちょいなレイチェルにウィリアムがつっかかったり、「勉強はどう?」のような質問をぶつけられたウィリアムが、それをうまく交わしたり。(笑)
それが本当に面白くて、私が笑い出したり。この時間が、毎日の楽しみでした♪
ご飯を食べ終わると、クリスが必ずデザートやチーズを出してくれて、ワインを注いでくれました。
それからみんなでTVでサッカーや映画を見るのが毎日のルーティーンになっていきました。
こういう家族との何気ない日常が、自分にとってどれほど大切な時間かということを再認識することができました。
「そんなときは友達を選べば良い」
楽しい毎日を送っていた私ですが、留学期間の最後の頃、私にとって悲しい出来事が日本で起きたことがありました。当時の私はとても思い詰めてしまっていました。
日本にいないため何も出来ず、誰にも話せずで、レイチェルに最後の週末の前に帰りたいと伝えたことがありました。レイチェルは熱心に話を聴いてくれ、私の気持ちを理解してくれました。
そんなとき、クリスがさらっと笑いながら昔の友達の話をしてくれたことがありました。
クリスが昔の彼女と別れたとき、その友達は「そんなときは友達がいるだろ」と笑って言っていたそうです。
クリスはきっと、「そんなに悩むことじゃない」「まだ若いだろう」と言ってくれたんだなと思いました。
サッカー観戦とサッカー文化
ケンブリッジに到着したその日からチェルシーファン(ロンドンのチーム)であることを伝えていたので、家族総出で友達のチェルシーサポーターに頼んで、チケットを探してくれていました。
結局、ビックマッチであったこともありチケットは手に入らなかったのですが、(代わりにスタジアム横のパブでサポーターと観戦しました)クリスの友達にトッテナム(ロンドンにある別のチーム)サポーターが、「一緒に行こう」と誘ってくれました!

夢のプレミアリーグの生観戦です!
その日は朝からとってもワクワクしていました。
トッテナムファンのクリスの友達2人とは、サッカーの話ですぐに仲良くなれました!
サッカーってすごい!(笑)

初めてのウェンブリースタジアムに大興奮な私の写真をたくさん撮ってくれたり、グッズを買いに行ってくれたりと2人とも本当に優しい。
試合中も応援を教えてくれたり、ゴール時は飛んで喜んだりと、夢だったプレミアリーグ観戦は本当に夢の中のような時間でした♪

はしゃぎすぎていた私との観戦が楽しかったのか、逆に向こうからお礼を言われ「必ずまた行こう!」と声をかけてくれました。
また、サッカーに素敵な出会いを紹介してもらえました♪
こんな風に、自分の好きなことを人生の一部にして、生きていく生き方が本当に素敵だなとイングランドに来て再確認しました。
最後の映画鑑賞とI”ll be back
お別れの前の週末は、みんなが大好きなバックトゥーザヒューチャーをみんなで見ました。
食事の際などに再三、勧められていました(笑)
最後の日は、大切なコトに気づかせてくれたイギリスの家族にお礼と再会の約束「I”ll be back」を伝えて別れました。
日常の大切な時間や、好きなことに生きる大切さに気づかせてくれた大好きな家族です。

約束通り、今年の冬に再開を果たしました。
ケンブリッジに帰ると、当時抱いた思いがよみがえってきて、また人生をより一層好きになれます。
そんな場所をもっともっと増やしていきたいなと思います。
「人はみんな同じ。」世界中の素敵な友達との出会い
続いて、今回の学校について。
今回は語学留学だったので、ケンブリッジにある日本語学校に通いました。
イギリスに数多くある日本語学校ですが、ケンブリッジは比較的日本人も少ないと思います!オススメです!
私を含めて日本人は3人に、他はブラジル、スイス、トルコ、韓国、中国、イタリア、スペインなど本当にたくさんの地域出身の人が英語を学びに来ていました。
15人くらいのクラスで、毎日会話や文法、午後はゲームをしたり、各国の文化を紹介したりと、英語漬けの毎日でした♪

文法の授業や会話の授業と言っても、日本とは全く違って、いつも英語なのはもちろん、会話がベースなのでアウトプットの機会としても最適ですし、なにより色々な国のみんなと話し合うのがとっても楽しいです♪
お昼も休み時間も放課後も、みんな友達
お昼は地下にある休憩スペースでだいたいみんな食べます。
ホストファミリーに作ってもらったり、自分で持ってきたり、近くで買ったりと様々でした。
お昼も国籍関係なく、みんなで週末の予定やたわいもない会話をして、食べ終わったら外にあるサッカーゲームをやりにいったり卓球をしたりするのが日課でした。
放課後はオススメのレストランに行ったり、映画に行ったり、買い物に行ったりして楽しみました。

土日には、少し遠出をしてロンドンに行くこともありました。
共通言語はサッカー
男性はだいたいみんなサッカー好き!特にブラジルやイタリア人はサッカーが好きな人ばかりでした。
土日のリーグ戦や平日のチャンピオンズリーグ(世界のトップクラブが戦うリーグ)の日は、みんなでパブに集まって観戦をしました。

一度一緒に観戦をすると、もうサッカー友達です(笑)スポーツや音楽など、世界の共通言語ってすごいなと。
そして、国や文化が違えど、みんなスポーツに熱くなったり、音楽に癒やされたり、結局みんな同じなんだなと。
そんな風に思えた時間でした♪
友達に期間も国も言葉も関係ない
こんなに密に時間を過ごした友達とのお別れの日。
学校の後に、みんながお別れ会を開いてくれました。
サプライズでサッカーのユニフォームや私が欲しそうにしていた服をプレゼントしてくれたのも、とっても嬉しかったです(涙)
「欲しいな」なんて言っていなかったのに、、、。

たった1ヶ月、たった1ヶ月しか一緒にいなかった友達ですが、授業中も含めずっと話し合い、お互いを理解して、一緒に遊んで、食べて、こんなに濃密な関係になれるとは思ってもいませんでした。
最後はみんなと再会の約束をして、お別れしました。
もっともっと世界を知りたい。出会いを広げたい。
今回の留学を通して、英語はもちろんですが、もっともっと大切なコトを学べた気がします。
国も文化も言葉も違う人達が世界にはたくさんいて、それぞれの得意不得意や性格・特徴があって、みんな違う。
だけど、みんな喜怒哀楽があって、思いやりがあって、好奇心や好きなことがあって、悩んでいることも同じで。
みんな何も変わらない。人はみんな同じ。
そんなことに気づくことができました。
日本の外にも、こんなにも素敵な出会いが広がっているんだなと心の底から感じることが出来ました。
こんな出会いを続けたい。そう思える友達に日本の外でも出会えたことは、とっても大切な財産だと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました!