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コトル

【平和について考える バルカン半島縦断シリーズ④】〜コトルで世界中の友達と出会う〜

  • 2020年7月16日
  • 2020年7月25日
  • 旅行
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バルカン半島縦断シリーズ第4弾:コトル(モンテネグロ)

2019年夏、コッスーはバルカン半島にバックパッカーへ出かけました。

もともとは、人があまり行ったことのないところに行こうという理由で選ばれたバルカン半島でした。

しかし、実際に訪れてみるとかつてヨーロッパの火薬庫と呼ばれたその地の激動の歴史と、そこに生きる人達との出会いがありました!

本当の平和とは何か、深く深く考えさせられた旅でした。

移動は基本バス、宿泊はユースホステルもしくはドミトリーに泊まりました。

今回はバルカン半島縦断シリーズ第4弾として、コトル(モンテネグロ)をお届けします!

モンテネグロは、ユーゴスラビア連邦にも加盟していた国です。その中でもコッスーの訪れたコトルは、ヴェネツィアの雰囲気が色濃く残る素敵な場所で、世界中の人が集まって仲良くなれる素敵な場所でした!

コソボのプリズレンから夜行バスでモンテネグロのコトルまで来ました↓

ヴェネツィアンな雰囲気漂う世界遺産の古都:コトル

グローバルな旅人達と出会う

コソボの北西部、そしてイタリアの対岸に位置するモンテネグロ、コトルにやってきました!

コトルに来た理由は、インスタグラムでとっても綺麗な街並みの写真を見て、絶対にこの目で直接見たいと思ったからでした。

また同時に、訪れた日に年に1度のお祭りが開催されるということもあり、タイミングばっちし!

これは行くしかないと思いました。(笑)

バルカン半島縦断の旅の中で、コトルの前に訪れたコソボでの出会いは↓から!

コトルは、モンテネグロの中でも西側、つまり特にイタリアに近い海岸沿いに位置しています。
コトル:1420年から1797年まで、途中少しだけオスマン帝国支配期があったことを除いてヴェネツィア共和国領アルバニア・ヴェネタの一部でした。この4世紀にわたるヴェネツィアの支配は、街にヴェネツィア様式を特徴付ける建物を残して、コトルは世界遺産に選ばれています。
コトルに着くと、まず気がついたことはたくさんの外国人観光客がいることでした。
とてもグローバルで、飛び交う言葉も現地語のモンテネグロ語から、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、アルバニア後、いかにも観光地に来たような雰囲気でした。
朝市も開かれていました!
コトルでは、Old Town Youth Hostelといういわゆるドミトリー(複数の旅行者で1部屋をシェアするタイプのホテル)を利用したのですが、そこに泊まっている人も、ポーランドやアメリカ、ドイツ、ロシアなど様々な国から来ていました!
ちなみにこのドミトリーは、13世期の建物を利用しているので、レトロな雰囲気がとっても素敵です(^^)

城壁から世界遺産の街を眺める

まずは、ドミトリーが同じ人たちに勧められて、ヴェネツィア共和国支配時代に建てられた城壁から世界遺産の街を眺めるため、ハイキングタイムです。
素敵な街並みです!日差しは他のバルカン半島諸国と比べてもとっても暑いです。
とっても滑りやすい石段を延々と登ります(お気をつけください)。
このコトルの城壁は、ヴェネツィア共和国によって建設されたのもだそうで、支配されていた当時は、オスマン帝国からの襲撃に備えるためのものだったそうです。
ちなみに、途中に水などを買える場所がありませんので、大きいペットボトルにいっぱい水を入れて持参することをお勧めいたします!
途中でたくさんの観光客達と互いに励まし合いながら、40分ほどひたすら登ると受付?のようなものがあり、1人8€(≒1,000円ほど)で世界遺産の景色を拝むことができました!
コトル湾を囲む素敵な家々、圧巻です。

感動しすぎてかなり長い時間眺めていました…!

赤い色の屋根を持つ家並みが続き、山の斜面に育つ糸杉が所々に色を添えています。

こうしてみると、色合いなどで温かみを感じるという点で、これまでに訪れたジロカストラなどとはまた違った雰囲気でとても素敵でした!

『世界一美しい湾』とも称されるコトル湾を行き来する大きな商船や漁船などが小さく見えました。

あのコトル湾にも行ってみたいね、などと話していると、同じドミトリーの人が、Old Town Youth Hostelではボートパーティなるものが存在するということを教えてくれました!!

コトル湾でボートパーティ!

ドミトリーで確認してみると、1人20€(≒2,400円)ほどで参加できるということで、同じドミトリーの人達と一緒に参加しました(^^)

船の上では、手作りのサングリアやビールが振る舞われ、賑やかな音楽と共に盛り上がりました!

船からの眺めはこんな感じで、本当に美しかったです。

船にはアメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、スペイン、イタリア、などなど世界中からの人が乗っていました!

アジア系は私達だけでしたが、みなさんとってもフレンドリーな方ばかりで、すぐに仲間に入れてくれました(^^)

船の上でパシャり!

ちなみにこの写真の人達はイギリスから来ていて、特に仲良くなりました!

ストレンジャーシングスや、その他海外映画の話で特に盛り上がり、一気に距離が縮まりました。

同じ飲み物を共有し、同じ食べ物を食べ、同じ船に乗り、共通の話題に花を咲かせれば、国境を超えて分かり合えるんだな、と強く感じました!

彼らとは連絡先も交換し、また絶対会おうと約束しました。そんな場所を作ってくれたコトルにも感謝です(^^)

また、いろいろな言語が飛び交うインターナショナルな船でのパーティでは、国によるお酒の飲み方の違いなども見つけることができました。

例えば日本では飲みながらたくさん食べると思いますが、特にドイツなどでは飲んでいる間は食べない、とか、ロシアでは先に帰る人にはウォッカを一気させる、とか。

たくさんの新しい発見があり、本当に楽しかったです!

コトルの夏祭りを楽しむ!

プールパーティを全力で楽しんだ後は、いよいよ街がお祭りムードになってきました。

コトル湾の周りに人だかりができ始めました。

ちなみにお祭りでは屋台が出ていたり、UFOキャッチャーなどもありました。

しかし、流れている音楽は、盆踊りではなくコトルのポピュラーな音楽?のようなもので、みんなその周りで自由に踊っていました。

そして極め付けは、この花火です!(^^)

かなり本格的です!!

花火もおそらく2,000〜3,000発ほど上がり、思っていたよりもボリューム満点でした!

一通り出店を周り、祭りを満喫しましたが、イメージとしては、日本のローカルな夏祭りのような感覚で、違う国でも、同じく祭りは楽しいものなんだな、と感じました!

浴衣持ってくればよかった〜、と少し後悔。(笑)

多くの外国人観光客が楽しんでいて、とてもインターナショナルな空間も楽しめました!

屋台で売ってたコーン。塩バター味が最高です!

世界中の人々が集まって仲良くなれる素敵な場

ここまででコトル(モンテネグロ)編はおしまいです。

とても綺麗な街、綺麗な湾、夏祭り、花火などなど、遊び尽くしたコトルでした!

世界中の人と出会えて、みんなで仲良く遊べる場所でした。

元々は他国からの支配によって形成された街並みで、たくさん血が流れた場所であるとも思いますが、今ではそこにたくさんの外国人観光客が集まり、現地の方達と共に街を盛り上げていました。

コトルは、暗い歴史も抱えながら、世界中の人が集まって国境を越えて楽しめる、仲良くなれる、そんな素敵な場所だな、と思いました!

このような素敵な場所で、今後もより多くの世界中の人達が知り合って仲良くなれば、少しずつ確実に平和に繋がっていくんじゃないかな、と思いました。

また、お洒落なレストランもたくさんあるようでしたので、次回来るときはもう少し多めのお金を握り締めてきたいと思います。(笑)

ありがとう、コトル!

そしてコッスーは旅を続けます。

次回は、バルカン半島縦断シリーズ第5弾として、サラエボ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)をお届けします!

お楽しみに!(^^)

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