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錦帯橋

しまなみ海道 一人旅~街と人が温かい尾道編~

  • 2020年7月3日
  • 2022年3月12日
  • 旅行
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2018年の夏、沖縄でのゼミ合宿の後に目的地も決めずに一人旅をしました。

とりあえず福岡からバスで中国地方へ向かい、バスの中であったシニアの登山クラブの方々にオススメされた山口の岩国で降りたところから今回の旅がスタート!!

そんなこんなで始まった岩国・尾道(しまなみ海道サイクリング)の1泊2日の一人旅

岩国は山口県の中でも最東部にあたり、広島県へもわりとすぐいけてしまいます!

旅行や旅の一つの特徴に、非日常という言葉がありますが、この非日常の空間では人の感性は最大限に広がると思います。

だからこそ、こういう環境でしか気づくことのできないことがたくさんありますよね!

初めて訪れた岩国、尾道を旅して自然や文化が残る日本の原風景を目の当たりにし、

田舎のおばあちゃんのように、一期一会を大切にされている温かさ全開の方々にも出会えました。

この風景と出会った人々にはどこか懐かしさ、温かみを感じ、すっかりと魅せられてしまいました

今回の記事では、そのような気づきを岩国、尾道の魅力と共に紹介していきます!!

日本の原風景が残る岩国で心穏やかに

福岡からなんとなくのったバス。

そのバスで仲良くなったシニアの登山クラブの方々がちょうど岩国解散だったということで、

なんとなく岩国で降りることになりました。

この方々と出会ってなかったらまず降りていなかったと思います、、、

そんな岩国市ですが、実はとても歴史の深い街でした!

万葉集にもその名を刻む岩国は、戦国時代末期から吉川氏が勢いを振るっていました。その後、毛利支藩になり、関ヶ原の戦いで毛利氏が敗北した後、初代領主の広家により岩国城が築城されました。3代目広嘉は、錦川に日本三大奇矯の一つ錦帯橋を架けました。明治時代以降は良質で豊富な水量を誇る錦川と小瀨川を利用して、製紙産業が発展したりと工業都市として発展し、帝人や日本製紙なども岩国にゆかりのある企業もあります。

日本三大奇矯:錦帯橋

ちょうどバスが止まったところが錦帯橋の近くだったこともあり、登山クラブの方々のおすすめにのっかって錦帯橋へ向かいました!

奇矯というだけあって、初めてこんな橋を見ました!!

長崎の眼鏡橋も見たことがありましたが、個人的には、より情緒と歴史を感じました。

3つの大きなアーチから成る錦帯橋
この清流、錦川への架橋は当時相当困難だったらしく、架ける度に増水時にながされてしまっていたそうです。
そんな中、吉川家3代目の広嘉によって、「ながされない橋」が架けられました!
第二次世界大戦や台風などの被害も受けながら、2004年には架け替えも行われ、現在に至ります。
水が本当に綺麗で、周囲の山々も含め、自然を感じました
今回はこの後すぐ広島にむかってしまいましたが、錦帯橋を見下ろす山の頂上に立つ岩国城や、
錦帯橋の鵜飼に、岩国寿司など、日本の原風景が残る岩国という場所に必ずまた戻ってこようと思いました!
広島へ向かうバスからの景色。本当に自然が豊かな岩国でした

今回はあまり紹介しきれなかった私の代わりにといってはなんですが、

岩国市観光推進課のプロモーションビデオを載せておきます!

これを見てさらにモチベーションを高めてください!(笑)

 

海に山に人に囲まれて しまなみ海道サイクリングと尾道での出会い

続いて訪れたのは広島県、尾道市。猫の細道や、坂の街、寺の街などとして知られる観光地ですね!

今回は、尾道本通り商店街近くのゲストハウスに1泊。

優しくて気さくなオーナーに「しまなみ海道」をオススメされ、次の日はしまなみ海道をメインで観光しました。

島々の景色にグルメも堪能

しまなみ海道は尾道と愛媛の今治を結ぶ60kmの道で、瀬戸内海の島々を大きな橋が結んでいて、サイクリングロードとしても有名です!

私は時間の関係で3つの島しか行けませんでしたが、十分島々の自然を感じることができました!

尾道の港で自転車を借りて、すぐ向かいにある向島に船で渡ります。

本当に島の中を走っているといった感じで、山と海に囲まれた道は走っていて飽きません!(ただ普通に距離が長いのできついです笑)

そんなしまなみ海道の魅力の一つが全部で7つある橋です!

向島から因島へと架かる因島大橋

 

因島から生口島へと続く生口橋

これらの橋も自転車で渡ることができ、どの橋からも迫力満点の景色を見ることが出来ます!

また、因島の因島水軍城や生口島の柑橘類など、それぞれの島の観光地やグルメを楽しみながら巡るのも良いですね♪

尾道ラーメンと生口島名物たこめし

生島で食べた「疲れたときの尾道ラーメン」、さいっっこうに美味しかったです!

尾道ラーメンは本当に優しい醤油味で、普通に惚れました(笑)

体を動かした後の景色やグルメに感動するのも旅の魅力ですよね♪

温かい街と温かい人々

尾道に帰ってきた後は疲れていたので、「尾道本通り商店街」付近の銭湯へ向かいました。

昔ながらの銭湯には外国人もいて、尾道は外国人にも人気なのだな~と思いました。

1.2km続くアーケード商店街

尾道は神社や坂道、港以外にもこの商店街や張り巡らされた路地など、本当に街全体がレトロな雰囲気でいっぱい♪

銭湯でリフレッシュをしてからまだバスまで時間があったので、路地に入って地元の居酒屋へ。

気さくなおばちゃんが出迎えてくれました!

家庭的な料理はどれも美味しく、どんどん話しかけてくれるおばちゃんとの会話で心もお腹もいっぱいになりました(^^)

当日のオススメだった煮付け

惣菜は大皿に入っていて、頼む度に小鉢に入れてくれるスタイルで、本当にローカル感があふれていました!!

しばらくすると、外国人の4人グループが入ってきました。兄弟夫婦で、旅行に来たそうです!

おばちゃんとメニューのコミュニケーションができていなかったので、教えてあげるとそこから会話が弾みおばちゃんも嬉しそう(^^)

ここまでを通しても、東京や大阪ではなく、尾道を選ぶ外国人達がいる理由は十二分に伝わってきました♪

おばちゃんと同じくらい気さくな方達でした♪

バスの時間もあったので、足早に出ようとしている私に、みなさんがかけてくれた「ありがとう」の言葉に本当に温かさを感じました。

こんな短くて濃い出会いは久しぶりで、とっても嬉しかったです♪

尾道からの帰りのバスでは、銭湯で会った外国人とまた会って、帰り道まで一期一会の出会いを楽しむことができました!

尾道でのこの素敵な出会いの数々は決して偶然ではないような気がしました。

このレトロな街には、温かみがある、その温かみがこういう出会いを必然的に起こしてくれている。

そんな気がしました。

街と人、人と街が作り出す暖かさ

今回訪れたこの2つの都市は、日本の原風景、自然が残る本当に素敵な場所でした。

そして、それはどこか心が温まるような風景で、本当に穏やかな気持ちにしてくれます。

さらに、今回出会った登山クラブのみなさんやゲストハウスのオーナー、銭湯で出会った外国人やふと入った居酒屋での出会いなど、ここにいる人達にもこれらの街と同じ「色」がありました。

それは逆もしかりで、人との出会いに寛容な方々と出会えたこの街自体とも、一期一会をとても強く感じましたし、また行きたい(会いたい)と強く感じました。

こんな風に、国が違えば人も違うように、街と人の「色」にもどこか共通点があるのかもしれませんね♪

以上、岩国・尾道での出会いでした!

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

 

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